一人暮らしではない限り、テレワークの時に家に人がいるという方も多いのではないでしょうか。
それはパートナーだったり、子供だったり親だったりと人によりけりですが、少なくとも一緒に生活をしている人であることには間違いありません。
テレワークをしていると、ついつい「仕事をしている」という免罪符を元に一緒に生活している人を蔑ろにしがちです。そんな状況のままだと、気がつけば相手との関係が悪くなっていることもあるでしょう。
テレワークは仕事場に行かない分、プライベートで気になることがあった時の気持ちの切り替えがとても難しいです。そのため、同居家族との不和はテレワークの作業効率にも大いに影響を与えます。
今回は、コロナ禍以降テレワークを続けてる私が、試行錯誤を繰り返し効果があったものを心がけをレベル別にご紹介します。
快適に過ごすための心がけ
レベル★ 雑談する
まずは、相手とのコミュニケーションを取りましょう。パートナーも家にいる以上、テレワークは1人の空間ではありません。
職場に行ったら何かしら雑談するのと同様に、家でも同じく雑談をしていきましょう。
雑談の内容は適当に愚痴でもいいですし、実際に仕事で何をしているのかを話すのもいいです。自分の仕事について話せると、相手が何をしているのかを理解してくれるので、忙しさも理解してくれることでしょう。
レベル★ 自分の食器は洗う
テレワークは仕事だからと言って、自分が使った食器をそのまま洗わずに放置するのは大変よくないです。
元々自分が家にいなければその食器は使われることがなかったものです。それを相手に洗わせることは、ちゃんちゃらおかしい話ですよね。
自分が使った食器はちゃんと自分で洗いましょう。ただし、後で洗うからとシンクに放置するのは厳禁です。相手が気がつく前に洗うようにしましょう。
レベル★ 話しかけてほしくないときのサインを伝える
テレワークをしていると、会議中や集中している時など、話しかけてほしくないタイミングがあると思います。その時にこのサインが役に立ちます。
サインは何でもOKです。「この置き物を机の上に置いていたら話しかけない」などです。
この対策をすると、自分が集中している時には話しかけられませんし、相手もタイミングがわかるのでケンカの要素を一つ減らすことができます。
レベル★ パートナーにも1人の時間を提供する
テレワークをしている側はそんなに意識していることはありませんが、テレワークをせずに家にいる人の立場になると、テレワークでずっと家にいるというのは、監視の目がずっとついているような気分になります。
私自身、産休育休中に夫がテレワークをしている時に、Youtubeなどの娯楽を見ることを躊躇われるような時も何度か感じていました。
相手にこんな気持ちをさせないために、相手にも1人の時間を提供してあげるようにしましょう。
具体的にどうすればいいのかというと、テレワーク中の数時間に部屋の扉を閉めるということをすれば良いです。相手からも自分が見えないようにするのがポイントです。
相手が見えない=自分も見えていない、ですので、自然と1人で過ごしているような感覚になれます。
ただ、常に扉を閉めているとそれはそれで話しかけたらいけない雰囲気が出てしまいますので、適度にこの時間を作るようにしましょう。
そうすると、本来相手のリラックスタイムであった日中がリラックスタイムにはならないこともあります。
レベル★★ 昼ごはんは外食するか自分で作る
昼ごはんを作るということは、本来自分がテレワークでなければ発生しなかったタスクです。
自分1人だととても適当なご飯でもいいですが、相手に作ってあげないといけなくなる場合、適当ではなく立派な家事として昼食作りがのしかかってきます。
専業主婦(主夫)だからと言って昼ごはん作ってよ、というのはあなたの傲慢さが現れているだけです。本来やらなくてもいいことをしなければならないという状況を自分に置き換えてみてください。そんな仕事、自分だったらお金をもらったとしてもやりたくないですよね。
そのため、昼ごはんは外食するか自分で作るようにしましょう。
自分で作る場合は、できるだけ相手の分もつくってあげると尚良しです。そこで器の広さを見せてあげてください。
レベル★★★ 積極的に家事を引き受ける
これはかなり余裕がある人向けにはなりますが、テレワークの仕事の合間、休憩時間などを使って家事を積極的に引き受けていきましょう。
家事はガッツリ時間がかかるというものよりも、小さいタスクが何個も積み重なるものがほとんどです。その一部分でもいいので家事をすることで、相手の負担を少なからず減らすことができます。
ゴミ出し、茶碗洗い、ベッドメーキングなど、家事には色々ありますので、自分ができる範囲で、無理なくなるべく多くの家事をしましょう。
ちなみに、完全に家事をやらなくていいと免罪符を出されているわけではない限り、家にいるなら家事を多少やって欲しいというふうに思われています。
その期待に応えろ、とは言いませんが、少しでも相手の希望に寄り添う姿勢は見せていきたいですね。
レベル★★★ 家にいない時間を作る
テレワークとはなんぞ?という気持ちになるかもしれませんが、フルテレワークではなくたまには別の場所に行って仕事をすることも相手との関係性を保つのに効果的です。
家にいない時間というのは、相手に大きな解放感を与えます。
そして自分自身も、普段のテレワーク環境から解放され、フレッシュな気持ちで作業をすることができて、Win-Winな状態になります。
カフェやワーキングスペース等、仕事ができる場所を探すというハードルはありますが、そんな環境が近くにあるなら是非とも1日のうち午前中だけ、午後だけ、などでも利用してみると効果的です。
私自身も1〜2週間に1度はカフェに行って仕事をしていますが、その時は家から離れて私自身も1人になれる時間で、内省するいい機会になっています。
まとめ
今回はテレワーク中に快適に家族と過ごすためのコツをご紹介しました。
私自身かなり長くテレワークをしてきていて、かなりの試行錯誤を繰り返して、効果があったなと思うものをご紹介しています。
家族との関係はテレワーク中の作業効率にも大きく影響してきます。少しでも良好な関係を保つために、できることからコツコツと試して行ってみてください。