朝活は、みなさん一度はやってみようと思ったことあるのではないでしょうか。
何を隠そう私も朝活に憧れていました。子育て中の私でも、朝活をすれば有意義な時間を過ごせるのではないかと期待をして。
今回は私が朝活を始めて、そして朝活を辞めたお話しをしたいなと思います。
朝活への憧れ
朝活のイメージといえば、勉強、散歩、瞑想、運動、、、いろんなものを朝にやることが推奨されています。
朝活ってメリットだらけなんですよね。朝に行動することで、1日を生産的に過ごすことができるといろんなところで証明されています。
起床後2時間は1日の中で最も集中力が高い時間帯なので、勉強したり副業したりするのに最適ですし、朝一番に運動することで、1日の代謝が上がり基礎代謝が高い状態で1日を過ごせるのでダイエットにもなります。
朝散歩をすることで、日光を浴びてセロトニンを多く出し、夜の入眠に効果が高いこともわかっています。
成功した人たちはほとんど皆んな朝活を推奨していますし、最近多くのYoutuberも「朝5時起床のモーニングルーティン」などを動画で出していています。
朝から活動的に動けている彼らに、少しの憧れが募っていました。
朝活で取り組んでみたこと
妊娠・出産の慌ただしさも落ち着き、子供達が夜通し寝てくれるようになったので、いよいよこの憧れを体現する時だと判断し、自分でも朝活をしてみることにしました。
何をすればいいのかもよくわからなかったので、具体的に何をすればいいのかいろんな本を読み漁り、自分の中で色々模索してみました。ちょこっとずつ試してみて、自分の生活にフィットする限界を探しながら計画を立てました。
採用した朝活(子供達が起きてくるまでにすること)
その結果、以下の朝活を実施することにしました。
- 白湯を飲む
- 体重を測って着替える
- 瞑想する
- 作業をする(PCでのブログ作業)
見送った朝活
チャレンジしてみて見送った朝活はこちらです。あくまで、子供達が起きてくるまでにすることの朝活に入れること辞めたので、子供達を保育園に送った後や別の時間で取り組んでいるものもあります。
- 朝散歩 → 朝子供達が寝ている時に外に出るのがハードルが高い。後夜まで体力が持たない。
- コールドシャワー → 体が冷えすぎて具合が悪くなった。
- 筋トレ → 疲れすぎて体力が持たない。朝一すぎてパフォーマンスが出せない。
- 朝読書 → 作業優先した方が満足度が高かった。
- 日記 → 朝一で集中力を使う必要がないと感じた。
朝活を開始して起こったこと
最初の3週間
最初の3週間は順調でした。朝起きて、着替えて瞑想して、作業をする。
自分に現時点でできる範囲での理想を詰め込んだこの流れでした。毎朝窓を開けて深呼吸をしながら瞑想していると体に新鮮な空気が入ってきて清々しく、その後の執筆作業も集中力が高くフロー状態に入っているような感覚で作業に集中することができていました。
朝活をしてみた感想は、とっても生産的で素晴らしかったのです。
子供達がたまに朝早く6時半頃に起きてくることもありましたが(我が家の起床時間は7時)、まだ寝ている時間だということを教え、隣のリビングのソファーに寝させて時間が来るまでじっとしているように指示をしていました。
ちなみに、新しい習慣を定着させるには約21日かかるそうです。私の中でもこの朝活という習慣が身についてきた頃に、変化が起きました。
3週目以降
変化が起き始めたのは、3週間後でした。夫も朝活を再開したのです。
元々夫も朝活をしていましたが、ちょうど私が朝活をし始めたくらいにリズムが崩れ、朝活を休憩していました。
私は朝起きた後、できるだけ足音も生活音も一切出さず、子供達に絶対に気づかれないように忍者のように動いていたのですが、夫はあまりそういうのを気にしません。
そうすると、子供達がより早く、6時をすぎたくらいで起きるようになってきました。
最初は夫がたてた物音で目が覚め、私がベッドにいないことに気がつき私を探しにきていたのですが、それが何回か繰り返されると、私が毎朝、ベッドにいないことに気がつき始めたのです。
子供は現在2歳と0歳、正直0歳の子供は私が隣にいるかどうかはあまり気にしていないのですが、2歳の子は違います。そこからは悪循環の嵐です。
私がベッドにいないくて悲しいと朝から泣き叫ぶ
→泣き叫ぶ子供に夫がキレる(あんだけ泣き叫んでたら怒りたくなる気持ちもわかる)
→私が子供を宥めに寝室に戻る(リビングは夫が使っているのでリビング待機ができない)
→すぐには泣き止まないので、その鳴き声で0歳児が起きて泣き始める
夫に子供達が寝ている間は静かにするように依頼し改善してもらいましたが、すでに私が寝室にいないことに気がついた子供達には無意味でした。6時、早い日には5時半くらいになると起きて私を探し、泣き叫ぶ始末。
子供が早く起きてきただけでその日の朝は最悪です。夫婦仲もギスギスです。(2人ともテレワークの日もあるのでそんな日は最悪)
こんな状況になっているので、気がつけば朝活の清々しさは消え、作業への集中するモチベーションも消え失せ、そして何のために朝活をしているのかわからなくなってしまいました。
朝活を辞めて起こった変化
こんな状況が2週間続き、ストレスも限界に達した日(夫と大喧嘩した)の翌朝、朝活を辞めてみました。するとどうなったか?
効果は絶大で、全てが良くなりました。
- 子供達が7時まで寝るようになる。(私が隣で寝ていることの安心感のため)
- 夫が穏やかになる(睡眠・朝活の邪魔されることがなくなったため)
- 私自身もストレスから解放され、心にも余裕が戻る
朝活の経験から学んだこと
朝活はライフスタイル次第で向き不向きがある
今回の私の今のライフスタイルには朝活が合わなかったように、朝活がマイナスになることもあるということを学びました。
確かに朝活をしていた時の方が集中はできるし、起床後2時間のハイパフォーマンス時間を逃すのは勿体無いなと思う気持ちもあります。
しかし、私と同じように小さい子供がいる人や、夜遅くまで働かなければならない人、事情あって朝活に向かない人はたくさんいると思います。今回2週間のストレス期間を経て、朝活を辞めるという決断を下しましたが、その決断は間違っていなかったと思います。
全ての子育てしている人が朝活が不向きかというと、子供によって特性も異なるので一概に合う合わないということは言えないでしょう。
大事なのは今の自分にいかにフィットさせることができるかを考えるということがわかりました。
朝活に固執する必要はない
朝活のメリットは、今まで睡眠という時間に使っていたまとまった時間を確保できるため、新たな活動に取り組みやすいという点だと思います。
ただ、気がついたのは、それが朝である必要は全くないということです。
朝の方が時間を取りやすいだけで、夜や日中帯でも問題ないということです。夜や日中帯は疲れが合ったり、他の人との付き合いがあったりでできない言い訳を見つけやすいだけです。
ある意味朝活への憧れによって、そこが気づけていなかったなと感じました。
現に、今朝活をやめてから、作業をする時間は夜子供達が寝てから私が寝るまでの2時間になりました。今は目的を持っているからか、集中力もそれほど朝と変わらず作業ができています。(むしろ子供の割り込みを恐れなくていい分、集中力は高いかもしれない)
朝散歩だけは、太陽の光を浴びて分泌されたセロトニンがメラトニンに変わるまでの時間を考慮する必要があるので、朝の時間帯にやることは重要かもしれませんが、それ以外の作業は朝にやらなくとも効果が出るものがほとんどです。
朝に縛られることなく、自分ができるところでできる範囲をやっていくことが大事なんですね。
まとめ
子供達が朝まで一緒に寝てくれるのもあと数年。
子育て期のいい思い出にしようと思って、しばらくの朝活したい気持ちは奥深くにしまうことにしました。
子供達が自立して起きれるようになったら、また朝活は再開しようかと思います。その時は朝活の有用性を説いて子供たちも一緒にできればいいなぁ、と思います。
参考:朝活のおすすめの本
朝活をする上で、朝活の意義を考えさせてくれた良本をご紹介しておきます。参考になればと。
・人生を変えるモーニングメソッド ハル・エルロッド著(大和書房)
・行動最適化大全 樺沢紫苑著(KADOKAWA)