職場復帰前、これまでは自分が仕事をしていないからこそ、「子育ては自分で頑張らなきゃ!」と頑張ってきたお母さん、多いのではないでしょうか?
子供を生まれてからもしばらく経ち、0歳から保育園に入るなら、ようやく育児に慣れてきたかな?というタイミングでの職場復帰です。私自身、1人目の時に職場復帰をしましたが、想像以上に仕事と子育ての両立というのはしんどいなと思うのものありました。
その経験の中で、職場復帰前に事前に家族と話し合っておくといいなと思ったものをまとめましたので、参考にしてみてください。
これまでは1人でできる、と思っていたものも、仕事がついてくることで1人では全く回らなくなります。絶対に大人の手は多ければ多いほどいいです。ぜひ周りを大いに巻き込んで一緒に子育てをして行ってください。
保育園・幼稚園関連の担当・方針
まず話し合っておくべきなのは、保育園・幼稚園関連の担当と方針についてです。保育園や幼稚園に行くにあたって、これまでなかった新たな日常タスクが増えます。
これは園や住環境によって特に異なってくると思いますので、自分に当てはめてやらなければならないことを洗い出していきましょう。ちなみに、わたしの場合は下記がありました。
- 子供の送迎
- 連絡帳の記入
- 保護者会への参加
洗い出したら、それぞれに対して担当者や方針を話し合います。我が家の場合は、夫が出社し、わたしがテレワークであることが多かったので、子供の送迎は通勤がてら夫がする、保護者会は時間に融通が聞きやすいわたしがする、などを話し合いました。
家庭での家事・育児の担当・方針
家事・子育てタスクの役割分担とリーダー決め
子供が保育園に行ったからといって家事がなくなるわけでは有りません。家事分担を話し合うときには、まずはどんな家事があるのかを書き出しましょう。
書き出すことによって、「どこまでが家事に含まれるのか」を夫婦でタスクとして共通認識を持つことができます。人によって綺麗の定義は異なりますし、家事はどこまでしなきゃいけないのかも違います。事前に「求める家事レベル」を合わせておく必要があります。
家事を書き出して共通認識を持ったら、次は各家事の役割分担(リーダー決め)を行います。
家事の役割を割り振ると、もう一方はその家事をやらなくても良くなるわけではありません。そこで、ここで決めるのは家事のリーダーです。
家事のリーダーは、そのタスクに対する進捗状況の把握と、メインでの家事実施をします。
家事メンバーは、リーダーの指示に従って、リーダーが家事できない時や自分の手が空いている時に家事の実行をします。
例)洗濯の場合
家事リーダー:洗濯頻度、今日・今週洗濯しなければならないものの把握、洗濯の実行
家事メンバー(リーダーじゃない方):洗濯の実行(リーダーの指示に従って行う)
リーダーを立てることのメリットは、家事を効率的に行うことができるということ、またリーダーが体調不良や忙しくて対応できない時に、メンバーでも対応ができるということです。
子育てのタスク(保育園グッズの準備、ご飯、お風呂等)も同様にリーダーを決めていきましょう。
外注の可否
ベビーシッターサービスや家事代行サービスは、金銭的に余裕があるなら使わない手は有りません。これらのサービスを外注してもいいのかを確認しておきましょう。
私自身、ベビーシッターも家事代行を使っています。
子供がいると、つい子供のことに意識が入ってしまい、あまり休むことができないです。ベビーシッターは子供と全力で遊んでくれるので、ベビーシッターにお願いしている間は、心置きなく子供達から目を話して自分のやりたいことができるようになりました。
また、家事代行も貴重な週末の時間を家事で潰さない素晴らしいサービスです。家事くらい自分でやればいいじゃんと思うこともありますが、家事のプロだからか自分でやるよりも数段綺麗な状態で部屋を綺麗にしてくれます。
その分の時間を自分の時間に使えたり子供達と遊ぶ時間に使うことができます。私の人生でやりたいことの中に家事は入っていないので、私と同じくやりたいことリストの中に家事が入っていないなら、どんどん家事代行をお願いするべきでしょう。
住んでいる自治体によっては、家事代行やベビーシッターは補助券が出るところもあります。一度そちらも確認してみて、あるならガンガン使っていきましょう。
子供が病気になった時の対応方針
職場の融通のききやすさの確認
子供が保育園に行き始めると、とにかく驚くほどに風邪をひきます。特に最初の一年間は、1〜2週間に1回は保育園を休んでいました。こんな時、どちらか1人だけが対応することになると、仕事へ大きな負担になります。
それが許容される仕事であればいいのですが、多くはそうではありません。もし子供が熱を上げた時、それぞれの職場でどういうことが必要で、融通がどれだけ効くのかというのをあらかじめ話しておきましょう。
病院の確認
行きつけの小児科がどこにあるのかは家族間で共有しておきましょう。小児科だけではなく、耳鼻科・眼科・皮膚科も通うことがありますので、病院は全てまとめて共有しておくのがベストです。
また、子供の母子手帳・保険証・乳児医療証がどこにあるのかを事前に共有しておき、誰でも病院に行けるような状態を作っておくのもポイントです。(ここを共有しておかないと、結局わかっている人だけが病院に行くということになってしまいます。)
病児保育・ベビーシッター利用その他のヘルプしてくれる人の確認
どれだけ融通が効くのかを確認しますが、はっきり言って、おそらくどちらの職場もそんなに融通が効かないというのがほとんどだと思います。そんな時には、できるだけ病児保育やベビーシッターなどを利用するというのも手です。わたしの行く保育園では、熱が上がってから24時間は通園禁止ですので、熱がなくても保育園に行くことはできません。そんな時はベビーシッターをお願いしたりしています。
病気になってから調べようとすると事前登録が必要だったり、余裕がなかったりするので、あらかじめ調べてできるところまでやっておくのがいいでしょう。
もし気軽に家に来れる範囲に祖父母や頼れる方がいらっしゃる場合は、事前にお話をしておくのがおすすめです。
仕事への取り組み方針
仕事を頑張りたいお母さん、仕事はほどほどにしかやりたくないお母さん、どちらのパターンもあるかと思います。(私自身、仕事はほどほどにしかやりたくないお母さんです)
どちらにせよ、夫婦の仕事への取り組み姿勢は事前に話し合っておいた方がいいでしょう。
仕事を頑張りたい場合
仕事を頑張りたいお母さんには子供よりも仕事を優先したい場合が多くあるかもしれません。
そういう時はパートナーや他の協力してくれる人の力が必要になりますので、パートナーの力を借りかれるのか、もしくはベビーシッターなどをお願いすることができるように事前に合意しておくといいでしょう。
仕事はほどほどに、子育てを優先したい場合
仕事頑張りたくないお母さんも、子育てへの方針もあるかもしれません。(私の場合は子供を保育園から連れて帰ってくる時間を早めにしたい、という気持ちがありました。)
そうすると、時短勤務が必要だったり残業しなかったりとパートナーが期待していた給与額よりも少ない収入になることが想定されます。
その面でパートナーと合意しておく必要がありますし、もっと多くの給与を求められたらパートナーにも影響があることを理解しておいてもらう必要もあります。(多くの給与をゲットするなら、往々にして仕事へ多くのエネルギーを費やす必要があるので、その分子育てへ割り当てる自分の力が減っていくでしょう。)
私の場合も、時短ではないものの仕事はほどほどに、子供との時間を大事にしたいと伝えています。だから、管理職への昇給や、残業代への期待もしないでほしいと夫婦で話しております。
一方夫は、管理職への興味や仕事にもある程度熱心に取り組みたいとのことだったので、私は子育てメイン、夫は仕事メインという意識合わせをすることができました。
定期的な振り返り会の方針
この方針は定期的に夫婦でお話をすることをお勧めします。
仕事をやっていくうちにどんどん楽しくなってもっと仕事をやりたいと思うようになるかもしれませんし、子供との時間をもっととりたいと思うようになるかもしれません。
そうすると役割分担も多く変わります。方針が変わったのにいつまでも前と同じ方針でいると、鬱憤がどちらにも溜まってしまう原因になります。
方針が変わっていないのか、方針を変えていきたいのか夫婦で定期的な見直しをしましょう。
まとめ
今回は職場復帰の前に夫婦で話し合っておくべきことをテーマに、観点を記載しました。実際に復帰してみないとわからない不安は多くありますが、事前に話し合っておくだけで不安も多少減ると思います。
全部を1人でやる必要はありませんし、なんなら全部やり切る必要なんてありません。できる限りで大丈夫なんです。
仕事復帰、頑張ろうとする皆さんは偉いです。自分自身にもエールを投げかけながら、頑張っていきましょうね!